Visual Studio Code には『プロファイル』という便利な機能があります。が、存在しないフォルダー/ワークスペースがいつまでも既定のプロファイルに関連付けられていて消せない問題が発生したので、ゴリ押し対処したメモです。
もくじ
環境
- OS:Windows 10
- Visual Studio Code 1.99.1
既定のプロファイルに関連付けられたフォルダー/ワークスペースが削除できない問題
Visual Studio Code の『プロファイル』とは、設定や拡張機能のセットを用意して、そこにフォルダー/ワークスペースを紐づけることで、複数の環境をきれいに整理したり切り替えることができる便利なものです。プログラム言語単位や、やりたいこと単位で設定を管理できて便利です。
プロファイルを意識的に利用していなくても、実は「既定のプロファイル」が自動的に作成されています。確認するには、[ファイル]メニューから[ユーザー設定]>[プロファイル]を選択します。
既定のプロファイルを見てみると、過去に Visual Studio Code で開いていた、今はもう存在しないフォルダーやワークスペースが、たくさん関連付けられたままになっていたりします(ゴミが残ってる状態です)。
そのまま放置しておいても、動作上は特に問題も無いのですが、私はきれいに消しておきたい派です。適当に付けたフォルダー名とか、後から見たらちょっと恥ずかしいですし・・・。
ところが、既定のプロファイルに関連付けられたフォルダーやワークスペースは、削除ボタンがあるものの、押せない状態になっているのです。

Visual Studio Code の不具合じゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか。仕様?
回避方法(ちょっと無理やり)
実は、関連付けが削除できないのは既定のプロファイルだけで、自作のプロファイルの場合は削除できます。
つまり、削除したい関連付けを、いったん既定のプロファイルから自作のプロファイルに移動すれば、削除できるということです。ちょっと無理やりな方法ですが・・・。
手順は次の通り。
- プロファイル画面で、[新しいプロファイル]を押します。
- 「無題」プロファイルが見た目上追加されますが、この時点ではまだ作成はされていません。
- 「無題」プロファイルを表示し、[作成]ボタンを押します。
- このプロファイルは最終的に削除するので、名前は「無題」のままで OK。
- 「既定」プロファイルを表示し、削除したいフォルダー/ワークスペースの[プロファイルの変更](鉛筆アイコン)ボタンを押します。
プロファイルの一覧が表示されるので、「無題」プロファイルを選択します。 - 「無題」プロファイルを表示し、当該のフォルダー/ワークスペースの[削除]ボタンを押します。
- 「既定」プロファイル以外であれば、関連付けを削除できるようになっています。
- 関連付けを削除したいそれぞれのフォルダー/ワークスペースに対して、手順 3.・ 4. を繰り返します。
- 最後に、後片付けとして「無題」プロファイル自体を削除しておきます。